投資信託のアクティブファンドって本当に駄目なの?

投資信託を選ぶにあたって、「初心者にはインデックス型が良い。」なんて聞いたことありませんか?

それは数ある投資商品の中でもコストが低く設定されており、幅広く分散投資できることから初心者に最適な投資商品とも言われます。

投資信託には大きく分けて2種類あります。

1つが「インデックス投資信託」、もう1つが「アクティブ投資信託」です。

どちらにもそれぞれメリット・デメリットがあります。しかし、結局のところ、投資家が知りたいのは「どっちが良いのか?」ということだろう。

アクティブファンドは手数料コストでインデックスファンドに勝てないと言われていますが本当にそうなんでしょうか?

目次

アクティブファンド

資産運用のことを調べていると、よく「アクティブファンドは、パフォーマンスが悪いものが多いし、コストも高いから、市場平均(インデックス)に連動する低コストのインデックスファンドが最強だ!」といった話をよく聞くのでアクティブファンドは投資対象にしないほうがいいのかな?と思う方もいると思います。

実は凄いアクティブファンドもあります。

大きなリターンを獲得できる可能性がある

「運用のプロであるファンドマネジャーが組入銘柄を選別するのだから、インデックスファンドより高いパフォーマンスが期待できるはず。コストが高くても、それを上回るくらい運用成績を上げるファンドなら問題ないのでは?」と言う考え方もあります。

1年3年の騰落率【騰落率とは価格がどれだけ変化したかを表しているものです。一般的に手数料税金は含まない】ではまぐれ当たりも有ると思うので10年の騰落率ランキング調べてみたらありました。

10年間の騰落率ランキングの1位に投資していたら10年間で資産が約17倍になっていました。2位の投資信託は昔iDeCoバージョンのを購入していましたが、長期は向かないんじゃないかと思い辞めてしまったんですよね。

3位から10位までのファンドも10年間騰落率は600%を超えていますので良いものを選べばリターンは大きいです。

ランキング上位ファンドの投資対象銘柄をみると、主にジャスダックや東証マザーズなどの新興市場上場銘柄や中小型株を投資対象とするファンドが占めている。

駄目なアクティブファンドは凄く多い

 プロが運用するアクティブファンドですから、インデックスを凌駕する結果を出してほしいものです。 それを実現できなければ、ただの給料泥棒と言われてもしかたありません。

 しかし、世の中は残酷で、その期待は裏切られます。大多数のアクティブファンドはインデックスに負けているのです。

 それを示すデータとして、今回はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが発行している「SPIVA」スコアカードを紹介しましょう。「SPIVA」は、「S&P Indices Versus Active Funds」の略で、インデックスとアクティブファンドの比較をしています。本原稿執筆時点では2016年末までのデータを比べています。

 まず、「アメリカ大型株に投資するアメリカ国内のアクティブファンド」と、アメリカの大型株の代表的なインデックスである「S&P500」を比較した結果が、下の表です。表を見ると、2016年末までの5年間、10年間、15年間のどの期間でもアクティブファンドの9割前後がS&P500(インデックス)に負けています

出典:「SPIVA®U.S.Scorecard」(2016)
 注)クリックでPDFが開きます

 大型株以外を見ても、アメリカ株のほとんどの分野で、80%以上のアクティブファンドがインデックスに負けています。アクティブファンドはインデックスを上回ることが目標と掲げられている場合が多いですが、それを達成できているアクティブファンドは2割もいません8割のファンドマネージャは給料をもらって一体何をやっているというのでしょうか。

金融先進国のアメリカにおけるファンドマネージャが運用するアクティブファンドであってもこのような成績です。

「SPIVA」には、日本で販売されているアクティブファンドの成績も載っているので、それも表にまとめてみました。アメリカ同様に大型株での比較です。

出典:SPIVA®Japan Scorecard」(2016)
 注)クリックでPDFが開きます

 日本で大型株に投資するアクティブファンドは、アメリカ国内のアクティブファンドよりは善戦していますが、それでも5年間の成績では73%がインデックスに負けています。日本のデータでは最長の10年でも、69%はインデックスに負けています。

アメリカと日本どちらのアクティブファンドも大半がインデックスに大敗している。

新興国株式を見てもアクティブファンドはインデックスに惨敗

参考までに新興国のアクティブファンド運用の現実のデータはどうなっているか見てみましょう。

「SPIVA」から、新興国株式に投資する日米両方のアクティブファンドを、インデックスと比較した結果をまとめたのが以下の表です。

出典:「SPIVA®U.S.Scorecard」(2016)SPIVA®Japan Scorecard」(2016)
 注)クリックでPDFが開きます

 アメリカのレポートで新興国株式の対インデックス比較を見ると、15年間で89.9%のアクティブファンドがインデックスに負けています。同様に日本のレポートを見ても、最長の10年間で95.5%がインデックスに負けています。

 さらに「SPIVA」では、株だけでなく債券も同じ比較をされていますが、こちらでもアクティブファンドは惨敗です。結局、先進国だろうと新興国だろうと、株式だろうと債券だろうと、アクティブファンドはインデックスに惨敗しています。

駄目なアクティブファンドの特徴

アクティブファンドにも色んな種類があります。

それぞれのアクティブファンドはさまざまな運用ポリシーを持っています。

これらのなかのどれが正しいとも、どれが間違っているともいえません。運用ポリシーがしっかりと確立されているのであれば、いずれのスタイルもありなのです。

ただ、運用ポリシーが確立されていることを前提としても、「これはダメ」というものをまとめてみました。この中で複数当てはまるものは買わないほうが良いです。

駄目なアクティブファンドの特徴

①継続的に資金が流出している

②絶対的に純資産総額の規模が小さい

③資金を集め過ぎている

④新規設定されたばかりの

⑤テーマ型のアクティブファンド

⑥あまりにも多数の銘柄に分散投資されてる

⑦ファンドマネジャーの顔が見えない

⑧運用方針に一貫性がない

この要素のうち複数が当てはまるものは、買わないほうが無難です

基本的に資金が継続的に流出している等の資金に苦労しているファンドは買ってはいけません。これはアクティブ、インデックスファンド両方に当てはまりますが、資金の流出入状況は、ファンドの運用成績の良し悪しを決める、最も大切な要素になります。なぜなら、資金流出が継続しているアクティブファンドは、いくら優秀なファンドマネジャーが運用しても、運用成績がじり貧になる恐れがあるからです。

おすすめのアクティブファンド

駄目なアクティブファンドは沢山あります。その中で私が実際に運用していたり、「運用してもいいな」と思うアクティブファンドを紹介します。評価したポイントを書き出してみました。

  • 信託報酬

プロが運用するアクティブファンドであっても手数料が安いに越したことはない。

  • 運用実績

長期運用を考えているので設定来の騰落率から長期的に右肩上がりになっているか。

  • 純資産額

純資産総額が多いファンドは投資家からの人気が高いことになるので長期的に運用を考えられる。

ここでは各ファンドの細かい紹介はしませんがクリックリンクを貼っときました。

ファンド名信託報酬運用実績純資産総額
ひふみ投信
運用会社レオス・キャピタルワークス
実質1.078 %設定来+444.37%
 (2022年2月末時点)
約1,335 億
(2022/3/4時点)
セゾン資産形成の達人ファンド
運用会社セゾン投信
実質1.55 %設定来+192.27%
 (2022年2月末時点)
約1,763 億円
(2022/3/4時点)
さわかみファンド
運用会社さわかみ投信
実質1.1 %設定来+195.58%
 (2022年2月末時点)
約3,181 億円
(2022/3/4時点)

今回のまとめ

アクティブファンドを運用するプロのファンドマネージャの大多数が、運用を任せるに値しないような成績でした。

実際にインデックスファンドに勝っているアクティブファンドもありますが、ファンドの選定は難しいと思います。実際に世の中には大儲けしているアクティブ投資家の方もいますのでファンド銘柄の選定は慎重にお願いします。

私個人の考え方ですが、「素人の個人投資家が、色々考えてもインデックスを上回る成績を残すのは難しい」と思います。

めんどくさがり屋の私がアクティブ投資せずにインデックス投資をしている理由は、市場に勝つために努力をしても勝てない確率が高いなら、『大半ののプロの投資家が勝てないなら、投資の才能が無い私はインデックス投資でいいよね?』『市場平均で良いんじゃない?』と考えています。

 それでも「運にかけて大儲けを狙いたい」「私には才能があるはずだ」という人は止めませんが、才能がない普通の人はインデックスファンドを買っておく方がいいと思います。

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