実はすごい「複利」の効果!

「複利は人類による最大の発明だ」とアインシュタインも述べたほど、複利には大きな効果があります。
今回は、資産運用を行ううえで重要となる「複利効果」の知識について、詳しくお伝えします。

目次

単利と複利?

複利効果とは、運用で得た収益を当初の元本にプラスして再び投資することです。これにより、利益が利益を生み、ふくらんでいく効果が生まれます。

単利と複利とは

単利と複利の違いは、配当を投資元本に含むか含まないか

単利は、運用で得た配当や利息を元本に組み入れず、最初の元本部分に対してのみ利息がつくことです。

計算式にすると単利=元本×金利となります。

一方複利は、預金から得られた利息を元本に組み入れて利息がつくことです。

計算式にすると複利=(元本+利息)×金利となります。

たとえば、定期預金では前回の元本に利息を足して新しい元本としていく場合が複利にあたります。
また、投資信託では、分配金を再投資する運用などが当てはまります。ただし投資信託の場合、運用次第では分配金が出ないことや、値下がりすることもあります。

複利と単利の計算方法

利息の計算方法は、単利と複利の2種類があります。
単利とは、利息を元本には組み入れず、元本部分に対してのみ利息がつくものです。元本部分は預けた当初の金額から増えることはありません。一方、複利とは、預金から得られた利息を元本に組み入れて、利息がつくことです。こうすることで利息が出るたびに元本が増えていきます。

単利と複利の差は実際そんなに違うの?

複利効果を理解するために、具体的な数字を用いて単利と比較してみましょう。

元本が1,000万円、利回り3%で5年運用したと仮定します。
単利の場合は毎年30万円ずつ利息を受け取りますので、元本1,000万円と受取利息150万円(30万円×5回)で、合計は1,150万円です。

一方、複利の場合は、毎年の利息を元本に加えて運用します。
5年運用した場合の元本の合計は1,159万円。単利よりも9万円多くなります。

画像:りそなグループ

次に、10年運用したケースを見てみましょう。

単利で運用した場合の資産の合計は、1,300万円。
複利で運用した場合は、1,344万円。
複利での運用は、単利の運用より44万円多く資産を増やせています。

画像:りそなグループ

以上からわかるように、短期間では大きな差がなくても、複利は期間が長くなればなるほど効果が大きくなります。

「複利効果」とは、運用で得た収益や利息を再び投資することで、利息が利息を生んでふくらんでいく効果のことをいいます。時間をかければかけるほど、お金自身が働いて稼ぐ金額が増えていくわけです。

今まであまり気にも留めずにいた方でも、複利効果を知ればお金の増え方にびっくりされるでしょうこれが、アインシュタインも驚いた複利効果なのです。

お金が倍になる期間がわかる法則「72の法則」

複利がいいのはわかったけど、金利の計算って難しそう……と思いませんか?

実は単利、複利ともに運用資産が元本の2倍になるまでの年数を出せる計算方法があるのです。

複利効果を表した「72の法則」をご存じでしょうか。
これは、○%で複利運用をした際「何年後に資産が倍になるのか」を簡易的に計算できる、というものです。

例えば、以下のように計算します。

画像:りそなグループ

もし、これが単利の場合ではどうでしょう。

100万円を3%で運用した場合、単利ですと毎年の収益は3万円。
資産を倍にする、つまり収益だけで100万円をためるためには、100万円÷3万円=約33年必要になります。

・100の法則(単利)

計算式:100÷金利=運用資産が元本の2倍になるまでの年数

例:100万円を3%の金利で運用していると、2倍になるまでは「100÷3=33.3」となり約34年かかる。

・72の法則(複利)

計算式:72÷金利=運用資産が元本の2倍になるまでの年数

例:100万円を3%の金利で運用していると、2倍になるまでは「72÷3=24」となり24年かかる。

一方、複利の場合は、72の法則のとおり24年で資産が倍になります。
複利効果により、9年早く資産が倍になる結果です。

投資資金を大きく増やすコツ

単利か複利か選べるのであれば、複利を選択したほうがいいことはわかりましたか?

1年目、2年目では単利も複利も変わりませんが10年、20年と長くなるにつれて大きな差が出てきます。30年運用で単利と複利運用の差が182万1,942円になります。運用の期間が長ければ長いほど、この複利効果がより期待できることがおわかりいただけるでしょう。

画像;イオン銀行

1年や2年という短い期間ではできないことも、時間をかければお金を増やすことは可能です。運用期間が長ければ長いほど複利の効果が実感できたのではないでしょうか。

では、複利効果を最大限に発揮するためには何に気を付ければいいのでしょうか?

ここでは3つのポイントをご紹介します。

長く運用する

30年間の運用シミュレーションでもある通り、複利は長く運用すればするほど増える金額が大きくなります。これは、毎年の金利計算の対象となる「元本+利息」の「利息」が増えていくためです。

10年未満の運用期間では単利とあまり差がないため、10年以上もしくは数十年スパンでの運用をおすすめします。

高利回りの商品を選ぶ

せっかく複利で運用できても、金利が小さければ増える金額もあまり期待できません。

高利回り商品は元本割れのリスクがあったり、低利回り商品は元本保証こそあるものの増加額に期待できなかったりします。自分がもっとも優先させたいことや、リスクを追える金額をあらかじめ決めてから商品を選ぶことをおすすめします。

元本は高額にする

元本が高額だと、金利額も比例して高額になります。投資開始時に十分な金額を用意できなくても、つみたて

投資なら元本が無くても毎月少しづつ積み立てていけば投資によって得た運用益を組み入れた元本に対して付加される金利で複利効果の恩恵を受けることができます。

複利効果は時間が経てば経つほど効果が大きくなります。

そのため、できるだけ長い期間投資をした方が複利効果を活かすことができます。

今回のまとめ

  • 利息の計算方法は単利と複利の2つがある
  • 複利で運用した場合、長期間になると複利効果が大きくなる
  • 投資したお金が倍になる期間がカンタンにわかる「72の法則」や「100の法則」がある
  • お金を増やすコツは出金せず再投資すること

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる